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今回、工具の新商品「アクアREVOドリルマイクロ」、「アクアREVOミル4D」、「ZTフォーミングタップ」発売と
メカトロテックジャパン2021開催を記念し、NACHI TECHNOLOGY PARKでは、Special contentsをご用意いたしました。

新商品3点の開発のきっかけから、製品ができるまで…それぞれ製品ごとにストーリーがございます。
製品の良さだけでなく、私たちの製品に対する思いを知っていただきたく、開発者にインタビューを行いました。

ぜひ、ご覧ください。

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Product Lineup

製品情報

ZTフォーミングタップ

加工方向問わず、幅広い被削材に対応。圧倒的な長寿命と低トルクの盛上げタップの新シリーズ「ZTフォーミングタップ」

Product Movie

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開発者の声

開発のきっかけ

切削タップの新シリーズを数多く開発してきましたが、お客様から新しい盛上げタップは出ないのかとたくさんのお声をいただきました。盛上げタップ自体のラインナップは元からあったのですが、昔からある無処理品でしたし、最近のNACHIのタップへの力の入れ方に期待を受けていたというのはあると思います。

開発のコンセプト

HyperZタップシリーズ同様に、お客様目線に立って困り事を解決することを第一に開発を進めました。盛上げタップを使用しているお客様の声を集めたところ、長寿命や低トルクに関するものが多かったため、それを開発のコンセプトに掲げました。

苦労したこと

今回、盛上げタップ用に材料・形状・コーティングの全てを一新しました。材料・コーティング開発の各担当者やタップの製造現場の担当者(写真の芦田さん)など複数の部署の方々とのやりとりが非常に多く、足並みを揃えて進めることが大変で、何度も協議を重ねました。コーティングの開発も、なかなか思い通りの性能が出ず、かなり苦労をしましたが、長く時間を費やした甲斐もあり、良いコーティングの開発ができたと思います。

エピソード

今回、特殊な油溝形状の効果を見せるために流量比較の動画を撮影しましたが、どのようにすれば分かりやすく比較できるかどうか、とても悩みました。動画を撮る上で必要な小道具を考え、100円ショップにも行ったりもしました。(笑)

PRポイント

ZTフォーミングタップは、材料・形状・コーティングを一新し、圧倒的長寿命と低トルクを実現した盛上げタップです。寿命が低下しやすい横形M/Cでも立形同等の長寿命を発揮し、幅広い被削材や加工条件でご使用いただけます。ぜひ、一度お試しください。

アクアREVOドリルマイクロ

アクアREVOドリルシリーズの[長寿命][高能率][多用途]の特長をそのままに、小径穴加工での折れにくさを追求した「アクアREVOドリルマイクロ」

Product Movie

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開発者の声

開発のきっかけ

小径ドリルはその細さ故に折れやすく、何らかのトラブルで突然折れる困りごとが多くのユーザ様から寄せられています。その困りごとをどうにかして解決したいと思い、”折れにくいマイクロドリル”の開発という茨の道を進むことにしました。

開発のコンセプト

二つのアプローチから”折れにくいマイクロドリル”を追求しました。一つは工具自体の剛性です。新素材や、切りくず排出性と剛性を兼ね備えた溝形状、欠けにくい刃先形状の採用など"折れにくいマイクロドリル”を追求しました。
二つ目は穴精度の向上のための刃先形状です。穴位置精度が良い穴では工具が直進するため、穴加工中にかかる工具を曲げる力が少なく、安定寿命に繋がります。

苦労したこと

マイクロドリルを開発するうえで苦労したことは、細いドリルの繊細さに起因する試験の不確実さです。被削材の表面粗さやクーラントの勢いや向きの少しの違いによっても加工試験の結果が変化します。試験をするたびに正しい評価ができるように細心の注意を払っていました。

エピソード

アクアREVOドリルマイクロの長寿命と高精度を表現するために、アクアREVOミルとアクアREVOドリルマイクロを使用してφ80のステンレス板にダーツ盤を製作しました。ダーツ盤のポケット部分はアクアREVOミルφ1.0を使用し、そこにφ0.5のアクアREVOマイクロで4225穴加工しました。1本で4225穴加工しており、アクアREVOドリルマイクロは長寿命であることが伝わると思います。ダーツ盤は”狙いを外さない高精度”を表現しています。MECT2021の会場に展示していますので注目してください。ドリル商品開発チームの思いが詰まった力作です。

PRポイント

アクアREVOドリルマイクロは安定した長寿命を目指し、工具の耐折損性、耐欠損性を向上させた結果、安定加工かつ送りを上げての高能率加工が可能となっています。従来品を大きく上回る送りでの安定加工をぜひ体験してみてください。

アクアREVOミル4D

アクアREVOミルシリーズの新たなラインナップとして、立ち壁や深いポケット加工に最適なロング刃長の「アクアREVOミル4D」

Product Movie

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開発者の声

開発のきっかけ

2019年12月にアクアREVOミル2.5Dを開発しましたが、高い立壁加工には刃長が足りず対応できない。また、従来の4D刃長エンドミルでは加工面倒れが大きく、ゼロカットを複数回入れている現実もありました。そこで、加工面倒れの小さい4D刃長エンドミルを開発することにしました。

開発のコンセプト

高い立壁加工における”高精度”加工を実現することです。4D刃長エンドミルは、仕上げ加工に用いられることが多く、直角度や平面度、面粗度等、求められる仕上げ精度を1発加工で対応できるエンドミルを目指しました。

苦労したこと

アクアREVOミルシリーズとして開発するには、高精度の他に汎用性と長寿命を実現する必要がありました。しかし、硬度や被削性の異なる被削材を1本のエンドミルで対応するには、工具形状のバランスを取り、相反するような機能を両立させる必要がありました。そのために、高剛性かつ鋭い切れ刃、高い防振性のある工具形状となりましたが、最終形状になるまで、何度も試作評価を繰り返しました。

エピソード

安定加工を耳でも感じでもらうため、プロモーションビデオ撮影では、ステンレスの薄板加工音を収録しました。合わせて、騒音計で加工音を数値化してたのですが機械音の方が大きく騒音計では、違いが出なくて苦戦しました。結局、ワークの真裏20mmの位置に騒音計をセットしたのですが、騒音計は切りくずだらけで、かわいそうな有様でした。

PRポイント

アクアREVOミル4Dは、4D刃長に特化した高剛性かつ鋭い切れ味、高い防振性を兼ね備えたエンドミルです。高い立壁の高精度加工、幅広い被削材の長寿命安定加工を実現します。ぜひ、お試しいただき、他の4D刃長エンドミルとの違いを実感してみてください。

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